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投資家のためのマネーマネジメント-資産を最大限に増やすオプティマルf
ベテラン度: ★★☆ ラルフ・ビンス, 長尾慎太郎, 山下恵美子 パンローリング A5判 384頁 2005年9月発売 6,090円 (税込) 送料無料です。代引もカードも手数料無料です。
読者から要望が一番多かった書籍、ついに刊行へ!
ギャンブルと投資の絶妙な融合! 資金管理のバイブル! 確率と現代ポートフォリオ理論を使ってトレーディングシステムの改良を伝授! トレーディング戦略のリスクやリワードはもとより、今はあらゆるものが数学的に測定可能な時代だ。本書は、先物、オプション、株式市場での「成功を測るためのモノサシ」を、分かりやすい言葉で解説してくれるほかに例を見ない書籍である。本書では、確率と現代ポートフォリオ理論を使って手持ちのトレーディングシステムを改良する方法を、ステップ・バイ・ステップで示してくれる。本書から学べることは次の3つに集約できる。
任意のトレーディングや投資条件の下で、資産を可能なかぎり増大させる「オプティマルf」の計算方法 現代ポートフォリオ理論と賭け方戦略との関係とこれらの概念の市場への応用 システム開発が暗礁に乗り上げたときの打開策
各種マネーマネジメントテクニックをあなたのコンピューターで実装するためのソースコードを含め、今日の市場でトレーディングを成功させるために必要な数学的ツールと公式のすべてが、この一冊に凝縮されている。
■日本語版への序文
今から15年以上も前のことになるだろうか。任意のパラメータに対してトレーダーが買うべき「最適な」枚数を割り出す方法を模索して、私は数カ月にわたる悪戦苦闘の真っただ中にいた。通常は結果が2つしかないギャンブルに適用されるいわゆる「ケリーの法則」というものを、トレード流列に応用する方法を見いだそうとしていたわけである。平凡な毎日を送るわが身にとって、これほど楽しい刺激はなかった。その間の数カ月というもの、この数学問題は寝ても覚めても頭から離れず、私は夢中になって考え続けた。ある日のこと、意外にもシンプルな解答が突如ひらめいたのである。そのとき脳裏に浮かんだものはひとつ残さずメモを取り、記録した。本書はそのときのメモをまとめたものである。
当初はこのシンプルな解答が現実世界でも十分通用するものだと楽観視していた。確かにそれは数学的に「最適な」解答ではあった……。 収益率を、しかも過去のトレード流列の収益率を最大化するという意味では。
しかし、大地がわれわれの足元で常に動いているように、現実世界も絶えず変化しているのだ。 これらの公式を現実世界に応用するに当たっては、自分自身はもちろんのこと、ほかの多くの人にも試用してもらった。大概の場合は素晴らしくうまくいったが、喜びもつかの間。またしても大地がわれわれの足元で動いていることを実感させられるはめになった。 公式そのものに問題があるわけではない。しかし、いざ応用しようとすると、2つの厄介な問題に阻まれて立ち往生してしまうのだ。問題のひとつは、公式への入力として用いた過去のデータが変化してしまうこと、そしてもうひとつは、これらの公式を導入しようという側に相応の覚悟がないことだった。
本書で紹介する公式は出発点にすぎない。厳密な手法というよりも、定量化問題をどう扱わなければならないかを考えるための手段といったほうがよいだろう。本書は、ひとつの口座においてトレード可能な「相対」量を考えるための枠組み、すなわちポートフォリオ構築のための枠組みの基礎を学ぶうえで役立つものである。少なくとも私は本書をそのように位置付けている。
本書は理論についての本ではない(本書で提示する公式は単なる仮説ではなく、すべて証明可能)。本書は実用化を目指すための基礎となるものであり、特にアグレッシブなトレーダーを対象とするものである。 これらの公式を導入しようという人々を見て私が感じたことは、人は一定の痛みの範囲内で収益率を最大化することを求めているということである。しかし、痛みを一定範囲内に抑えることは、本書の趣旨とするところではない。 とはいえ、人間というものは弱いものであり、結局は耐えられる痛みには限度があるのが現実だ。
本書は収益率を最大化するための数学の基礎について書かれたものではあるが、痛みに対する限度は設けていない。個人が絶え得る痛みの範囲内で収益率を最大にするための方法は、今後の研究課題となるであろうが、そういった将来的な研究を進めるための基礎固めとしても、本書はきっと役立つはずである。
2005/08/01
ラルフ・ビンス
目次
第1章 確率過程とギャンブル理論 第2章 システムと最適化 第3章 利益の再投資と幾何的成長 第4章 最適固定比率トレーディング 第5章 破産確率 第6章 トータル・ポートフォリオ・アプローチ 第7章 その他の関連知識
ラルフ・ビンス(Ralph Vince)
コンピューターによるトレーディングシステム・コンサルタント。トレーダーやアドバイザー、ソフトウエアベンダーのために、先物やオプションや株式市場のコンピューターによるトレーディング戦略を開発している。ラリー・ウィリアムズから絶大な信頼を受け、親交が深い。著書に『マセマティックス・オブ・マネーマネジメント(The Mathematics of Money Management)』『ニュー・マネーマネジメント(The New Money Management)』『ウィズアウト・マネーマネジメント・ユー・ドント・ハブ・ア・システム(Without money management, you don't have a system)』『エンサイクロベディア・オブ・ポートフォリオ・マネジメント・マセマティックス(The Encyclopedia of Portfolio Management Mathematics)』などがある。
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